D’s GROW RESORT

伊良部島,2019

敷地は沖縄本島より飛行機で50分、東京から3時間の宮古島の離島、伊良部島に位置する。

この島はかつて漁業の島として栄えたが、今では、海の綺麗な宮古島の中でも、ダイビングスポットが多く集まり、渡口の浜や佐和田の浜などのビーチを始め、通り池など観光スポットも多く、レジャー・観光の地として近年注目を集める島となった。

また2015年に宮古島と橋でつながり、2019年には隣接する下地島にて下地島空港が開業され、東京便を始め大阪便、香港便も就航し、現在経済的にも活気のある島となっている。

その島でも特に眺めが良い南海岸の渡口の浜の近くに、宮古島の虜になった県外のクライアントが予てからの夢であったリゾート事業を行うために土地を手に入れることができ、我々に設計を依頼された。

要望としては4〜6人が宿泊出来るプール付きのVillaを建設したいということであった。

そこでまず考えたことは、全室どこからでもオーシャンビューで、プールは目の前の海と水面が一体化するインフィニティープールのあるVillaを提案した。

また、この場所が自然公園法により建蔽率の制限が20%と非常に厳しい条件であったが、景観を壊さないように、また目の前の大海原との一体感を楽しんでもらえる建物になるように考え、平屋で計画しながら3棟連棟タイプの建物とすることで建蔽率をクリアしつつ広いスペースを確保できる宿泊施設となった。

内部および外部の仕上げとしてはほとんどを普通型枠によるコンクリート打ち放し仕上げとすることにより、建物は主張せず、その空間とそこからの景色のみを堪能できる建築とした。

またそのスタイルは今後増えるであろう世界各国からの観光客においても、好みを選ばず、他人種に対応できるデザインと考えた。

今後さらにリゾート建設がされる予定の宮古島において、宮古島の自然を堪能しながら、長期宿泊にも対応し思い思いの過ごし方のできる、大型リゾートホテルとは違う、特別なVillaとなったと考えている。

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