Kaya Villa Onna

恩納村,2019

敷地は沖縄県の中部、恩納村仲泊。

北部の西海岸リゾートエリアに向かう入り口に位置し、西側の綺麗な海を眺められるとともに、東海岸へもすぐにアクセスできる便利な場所に位置する。

県外にお住いのクライアントは、かねてより興味があった沖縄で、この土地にめぐり合い、別荘兼宿泊施設の計画を我々に依頼された。

求められた要望は3ベッドルームとLDK、充実した水廻りと収納、ランドリー、そして何よりロケーションを確保するための建物高さと、シンプルな外観というものであった。

まず計画にあたり、できるだけシンプルにまたコストも抑えられるように、基本的なプランはシンプルな矩形としながら、階段室の縦導線のスペースをつなげた平面計画とし、1階に1ベッドルームとシャワー室、ランドリー、2階に2ベッドルームとバスルーム、ロケーションの良い3階にはLDKと広いテラスという断面計画とした。

この建物において、特にこの階段のある空間は、それぞれの階層をつなぐ役割だけではなく、玄関に入った瞬間に大きなガラス窓から光が降り注ぎ、階段の複雑な躯体が時間とともに違った陰影を見せてくれるドラマチックな空間となっており、3層からなるこの建物に一体感を持たせている。

内装計画においては、カーテンや家具などの計画及び提案を同時に行い、建物の内外装とのバランスのとれたコーディネートとなっている。

次々と大型リゾートホテルが建設され、開業されている現在の沖縄において、そのような大規模ホテルとは違った過ごし方のできる宿泊施設の需要も増えており、リゾートでの宿泊形態が多様化している。

今後、このような一棟貸切型villaや長期滞在型施設などは、より必要とされていくであろうということを考え、今回の計画を行なった。

沖縄に観光に来た人々にとって、忙しい日々、束の間の余暇をこのVillaで存分に楽しんでもらえればと願っている。

 

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