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CADという鉛筆 2

 

現代の鉛筆=CADはすごいことになっているという話(前回のエントリ)でした。

 

BIM

 

先週受講したセミナーで重点的に紹介されたBIMとは

Building Information Modelingの頭文字をとった略語で、

そのままビーアイエムまたはビムと発音します(講師は後者で説明していました)。

Wikipedia的には

「3次元のリアルタイムでダイナミックなモデリングソフトウェアを使用して

 意匠のほか構造・設備の設計情報および材料やコストなどの付随情報を

 一つのデータで管理し建築設計および建設の生産性を向上させるソリューション」

…と説明されます(???)。

ざっくり言うと、設計する建物をコンピュータ上にデータとして建ててしまい、

それをそのまんま利用して例えば実施図面の作図や積算に利用しようというものです。

 

一旦BIMで建築モデルを建ち上げてしまえば、それを水平に切れば平面図、

縦にスパッと割ると断面図、無限遠から側面を眺めれば立面図、

室内から4面の壁を正面に見れば展開図、

アングルを決めてパシャっと写せば内観パース、

外部の離れた地点に立って仰ぎ見れば外観パース、

仕上げ材料を拾って一覧に表示すれば仕上表……と

設計に関わるあらゆる「絵」が即座に得られるというわけです。

 

編集や変更は一つのモデルを一元的に扱うので

図面間で起こりがちな不整合が起こりにくいという長所もあります。

 

BIMによるモデルは3DデータなのでVR(仮想現実)テクノロジーとの相性も抜群です。

実際セミナーではスマートフォンのアプリを使って

3Dモデル内を歩き廻るという体験をすることができました。

近い将来、クライアントに

「建築設計データはこれに全部入っていますのでお試しください」と

図面ではなくVRゴーグルをお渡しする日が来るかもしれません。

 

長々と専門的なことを書いてしまったので、

最後にぼくの描いたCAD図面(2D)を隈なくチェックする

ソフィー先輩の後ろ姿で締めたいと思います。

 

Sophie

(K)