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Less is More


完成した建物の状態ももちろん好きなのですが、

工事中のまだ窓が取り付いていない状態が

個人的には好きなんです。。。(突然の告白)

 

仕上げもないまだ未完成な状態だけれど、

色んな意味ですっきりしていて、

心地よい風が吹き抜けたり、

声や物音が響いて聞こえたり

とても不思議な感覚になります。

北中城で進行中の物件も先日までそんな状態でした〜

 

 

屋内から外に向かって伸びた杉板型枠の打放しの壁が特徴的で、

その壁が、より外と内の境界の曖昧さを引き立たせてくれます。

扉も付いていない状態なので、

余計なものがなくよりシームレスに感じられます!

 

 

しかし、、、

最近の住宅は快適に住むために

気密性のある窓をつけたり

至る所に照明をつけたり

色んな要素が付け足してしまいがち

そして見えないところで多くのエネルギーを使っていたりと。

 

 

建築家ミース・ファン・デル・ローエが残した有名な言葉があります。

Less is More

(少ない方がより豊かである)

 

 

この頃、省エネに加えてSDGsという言葉をよく耳にしますが、

物質的な豊かさを追い求めるのではなく、

「少ない方が豊かである」というミースの言葉のように

本当にそれは必要なものなのか

自分にとって大切なものを選び抜くという考えが、

環境にも人の暮らしにとっても大切な時代になっているんですね〜。

 

もしかすると、

屋根や壁で雨や日差しから守られ、程よい風が吹き込む開口さえあれば、

窓も仕上げもないような未完成な状態が

ある意味、シンプルで、より豊かで心地よい

理想的な空間に近いのかもしれません_φ( ̄ー ̄ )

 

YM